2014年10月12日日曜日

続、善魔の怒り 驕り高ぶった自民党と弱小野党

先の衆参議員選挙で圧勝した自民党、金融、財政、成長戦略の三本の矢は評価してもよいが、①東日本大震災の復興と原発破壊の収拾も道半ばにもかかわらず、悪魔のエネルギーで不良品である。その原発の再稼働と輸出、②特定機密保護法、③武器輸出三原則の改悪、そして極めつけは④集団的自衛権の閣議決定まさにやりたい放題である。

わたくしの政治理念は、「人間が生まれて、生涯、衣と食、そして住に窮することなく家族がひとところに寄り集まって平和に暮らすこと」である。
この理念を根底から否定する自民党の安倍政権。私は、怒り心頭である。少し論陣を張ってみる①は、日本は、世界で一番の災害列島(地震、台風、火山)である。それにもかかわらず、国策で54基も作り、福島第一原発は、三基も水素爆発とメルトダウン(炉心溶解)して原爆の材料プルトニュムの取り出しは未知の領域である。原発から出た放射線50ミリデシベル地域は人の住めない帰宅困難地域である。また、セシュウムで大地は汚染され自然界で淘汰されるのに30年かかる。汚染水は、海に垂れ流しである。

天災と人災の複合大災害で、水力発電とは異次元の原発は、冷徹までの安全を求めなくてはならない。それにもかかわらず、再稼動さすという。人命を軽視した非道の愚策であると断言する。
いま、太陽光などの自然再生エネルギーが、1、000万キロワット超え、原発10基分に達した。しかし、電力会社は、再生電力の買い取り拒否に出た。需給バランスが壊れると停電すると。原発の再稼働よりも、送電網の拡大と蓄電器の普及を優先すべきである。そのほうがリスクは少なく、何よりも「安全」である。ひょとして、電力会社は、再生電力より原発の再稼働を優先したいのか?国内の原発がすべて止まり、海外からの燃料の輸入が年間、円安になって27兆円になったが、再生電力と原発、海外からの輸入どれが、これからの日本の国土にあったエネルギーなのか。費用効果も考え判断すれば、子どもでも分かるでないか。「再生電力で行くべきである」福島の教訓を学べ!

御嶽山が爆発して多くの人命が失われた。四大の「地、水、火、風」の火山と地熱エネルギーの爆発を天からの警告と受け止めなくてはならない。

次に、②秘密保護法。国民を愚弄するにも、ほどほどにしろと言いたい。国民の知る権利を否定する暴挙である。情報公開が国民の英知をはぐくみ、国益となり国家は発展するものである。
それを、永遠に隠す法律である。隠す理由は何か、①知られるとまずいこと、②公私混同して秘密にしたいこと、③法律を犯したこと、④総じて、権力側に不利益になること、など色々考えることができるが、軍部の独走と同じく隠せば、不利益を受けるのは、いつの時代でも国民大衆である。
政府、官僚が、ああー失敗した。保護法で隠せ。この積み重ねで国は破たんする恐れがある。これを容認する自民党支持者がいる。怖い世の中になった。

そして、③と④武器輸出三原則の撤廃、と集団的自衛権。科学技術の発展は、人類に大いなる富をもたらした。この地球上から戦争のない「平和な世界」が、いつ訪れるのか、
武器の極めつけは、原子爆弾、核兵器である。極悪非道の原爆は日本に、二個もアメリカに投下され30万人が被爆し惨殺された。
仏様も、極楽浄土を築くため戦うと言うが、(四天王)情けある戦いをする。原爆は、極悪非道の人類滅亡の武器である。ウランを燃やす原発からプルトニュウムができ、それが、核兵器になる。その科学技術の多くを持っているのが日本である。
その、技術を売ることもできることになった。「戦争のない世界」を目指す日本憲法は、いとも簡単に、安倍内閣の閣議決定「統帥権」で、世界に誇る平和憲法は、崩れ去った。

また、姑息な戦略を取る自民党閣議決定すれば、速やかに臨時国会で集団的自衛権と憲法9条の改正案を出せばいいではないか。来年の統一地方選挙の後になるらしい。
選挙で勝てば何でもできると驕り高ぶっている。国民は、白紙委任したわけではない。選挙時に自民党の政策として公約したのか。国民に、真面目に訴えたのか、脱原発から、勝てば、いつきに、再稼働と輸出そして、特定機密保護法、集団的自衛権これが、積極的平和主義で、世界に貢献という自民党。姑息で二枚舌で、国民を愚弄する自民党には、恥を知れと言いたい。

また、これだけの大問題のある政策と法案。野党は全く討っ手は無し。数が力の政治の世界である。
民主党は、野田内閣の時、自民党と消費税を10%を約束して衆議院を解散し惨敗。政党と支持団体と労組は、原発問題で、また裂き状態。党の再生はないだろう。

日本維新の会は、分裂。みんなの党も分裂。分裂同士が、統一地方選挙のために野合。このような離合集散状態が50年近く続いている日本の政界である。選挙互助会である。国民は、どの政党を支持したらよいのか路頭に迷っている。投票率は、大幅に低下するだろう。
そうすると、自民党が生き残る。低投票率は、時の政権政党を有利にする。

わたくしも、10年近く自民党の議員であった。しかし、先に、論じた大問題、私の政治理念を根底から否定する暴挙に、怒り心頭である。
断じて加担するわけには、まいらぬ。自由と反骨精神が体内に燃えてくる。
カネも組織もないが、前田頑張れ!と言う人がいる限り、わたくしは、戦う。身近な市政3期の実績がある。即戦力となれる自信はある。驕り高ぶった自民党政権に、善魔の鉄鎚を!そして、無力な野党には組みしない。無党派で堂々と論陣を張る覚悟で戦う。

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